世界獣医師会大会2026に参加報告〜ホリスティックの視点から〜

イベントレポート · 2026年4月

世界獣医師会大会に参加して——
「地球のお医者さん」として感じたこと

東京国際フォーラムで開催された世界獣医師会大会(WVC)。獣医師でありながらアニマルレイキを伝える立場から、3日間で見えてきたこととは。

天皇陛下による第41回世界獣医師会大会開会式でのお言葉

天皇陛下による開会式でのおことば。獣医師の社会的貢献への深い敬意が語られました。


自分が「どこに立っているのか」を確認したかった

2026年4月21〜24日、東京国際フォーラムで世界獣医師会大会が開催されました。私は今、臨床現場を離れ、飼い主さんにアニマルレイキをホームケアとしてお伝えする仕事と、それを教えるティーチャーの育成をしています。

そんな中で、「あらためて獣医師としての自分を振り返りたい」という気持ちが湧いてきて、参加を決めました。

世界獣医師会大会 展示ホールの様子

企業展示ブースが並ぶ会場。世界中から集まった獣医関連企業・団体の熱気を感じました。


どの分野も、同じ問いを抱えていた

一般小動物臨床・動物園・畜産・野生動物、それぞれのセッションを聴いて気づいたのは、分野を超えた共通テーマの存在です——ズーノーシス、アニマルウェルフェア、食糧問題、環境問題。獣医師の仕事は「食べる・生きる」という人の営みそのものに直結しています。

最先端の外科技術やメラノーマワクチンの開発など、技術の進歩には純粋に感動しました。一方で、「それをどう社会に広めるか」という問いは、どの分野でも共通して残されていると感じました。

12th Global One Health Summit のセッション

「12th Global One Health Summit」。人・動物・環境をひとつのシステムとして考えるアプローチが議論されました。

以前、カナダ・バンフで獣医コミュニケーション教育を日本に持ち帰ったときも、コロラド州立大学でJane Shaw先生の実習を受けたときも——「意識の高い人たちだけの議論」が社会に届くまでには、大きな壁がありました。アニマルレイキにも、同じ課題があります。


世界の獣医師たちに、本を手渡して

海外の方と話すと、レイキを「魂を整えるもの」として理解している方もいらっしゃいます。純粋な生命エネルギーが流れることで癒しが起きる——動物はそれを本能的に受け取り、お腹を見せてきます。

今回は、世界各国から来た獣医師の方々に、拙著『Animal Reiki – The Healing Touch Within You』をお渡しする機会にも恵まれました。アニマルレイキは遠隔でも使えるため、どんな動物にも届けることができます。飼い主さん自身がその力を持てることに、大きな意味があると感じています。

各国の獣医師にAnimal Reikiの本を手渡す
各国の獣医師にAnimal Reikiの本を手渡す

各国の獣医師さんにアニマルレイキの本をお渡しして。みなさん興味を持ってくださいました。


「獣医師として」は、一生問い続けるテーマ

今回の大会を通じて、獣医業界が抱える課題——ズーノーシス、アニマルウェルフェア、食糧問題、環境問題——をあらためて自分のものとして受け取ることができました。

「獣医師として何ができるか」という問いは、これからも消えることなく、私の中に居続けるのだと思います。答えを出すというより、その問いを持ちながら生きていく——そういう感覚です。

だからこそ、これからは獣医業界の課題を意識しながら、それを解決する方向での啓発活動として、アニマルレイキを伝え続けていきたいと思っています。

人と動物が共生するこの地球で、飼い主さんが自分の手で動物を癒せるようになること。その意識の変化が、やがて大きなうねりになっていくと信じています。

自分も相手も癒すアニマルレイキを、一人でも多くの方へ——。そのために、獣医師としての視野を持ちながら、これからも歩き続けます。

新しくできたワンヘルスセンターのブース前にて。次世代の獣医師たちとの出会いに、この分野の未来を感じました。

この記事が気に入ったら
またはいいねしてね!(笑

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました
  • URLをコピーしました

この記事を書いた人

福井利恵(ふくい・りえ)

獣医師/アニマルレイキ®創始者/アニマルプレジャー株式会社代表/アニマルレイキ協会 会長

獣医師/アニマルレイキ®創始者/アニマルプレジャー株式会社代表/一般社団法人アニマルレイキ協会 会長

獣医師として25年以上にわたり、家畜から伴侶動物まで幅広く診療・コンサルティングを行う。畜産と動物病院での経験から、独自の手法「アニマルレイキ®」を開発した。

アニマルレイキ®は、獣医療・自然療法・エネルギーワークの融合による“命に寄り添うケア”。感覚・共鳴・非言語コミュニケーションを基盤に、動物の行動や症状の背後にある“心の声”にアプローチする。

現在は、動物医療の補完・統合ケアとして、獣医師・飼い主・動物関係者向けに国内外でセミナーや教育を展開。獣医大学・医科大学での教育支援や、国際学会での発表も行っている。神道の学びを通じて日本の精神性を大切にし、「祈りとケア」を軸とした活動を続けている。

コメント

コメントする

CAPTCHA


目次