愛するペットを見ていると、「この子のために、もっと何かしてあげたい」という気持ちが自然と湧き上がってきますよね。その一つの選択肢として、レイキやアニマルヒーリングに興味を持つ方も多いのではないでしょうか。しかし同時に、「本当に効果があるの?」「やり方がよくわからないし、なんだか難しそう…」といった不安や疑問を感じるのも無理はありません。
実は、多くの人が思い描くヒーリングのやり方は、本質から少しずれているかもしれません。
この記事では、プロのヒーラーである福井利恵が、多くの人が抱きがちな思い込みを覆す、驚くほどシンプルで本質的な「5つのコツ」をご紹介します。これを知れば、あなたとペットとの関わり方が、より深く、穏やかなものに変わるはずです。
1. アニマルレイキは「流す」のではなく「溢れさせる」もの
多くの方が「レイキをペットに流してあげる」というイメージを持っているかもしれません。
しかし、セッションの中で生徒さんが「具体的にどうレイキを流すか」と質問した際、私の答えは「流しちゃだめ」なんです。
これが、アニマルレイキヒーリングにおける最も重要で、最も誤解されがちなポイントです。
福井氏によれば、レイキとは意図的に「送る」や「流す」ものではありません。施術者はエネルギーを送り出す「ポンプ」ではなく、まず自分自身が心地よいエネルギーで満たされる「湖」や「泉」のような存在になるのです。そして、その湖が満たされた時、水が自然に縁から溢れ出すように、「自分自身がレイキで満たされた状態になり、手から自然に出るもの」なのです。そして、川を流れるように、体の中に流れます。流すのではなく、流れるのです。
では、なぜ「流そう」と考えてはいけないのでしょうか。私は、その思考が「念」となり、自分の力を使ってしまうことで疲弊するだけでなく、場合によっては、純粋でない気を送ってしまったり、引き寄せる可能性さえあると考えています。ポンプが作動するには意図と努力が必要ですが、満たされた湖はただ存在するだけで、何の力みもなく周囲を潤します。大切なのは、何かを「する」のではなく、自分自身が温かい心地よさに満たされることで、純粋なエネルギーの通り道になることなのです。
2. アニマルレイキは頑張らないで「ボーっとする」のが正解
では、エネルギーで満たされた「湖」になるには、具体的に何をすればいいのでしょうか。答えは、驚くほどシンプルです。福井氏が教える正しい状態、それは「ただ『気持ちいい』『あったかい』と感じながらボーっとしているだけで良い」というものです。

ぼーっと、とは。
あ、気持ちいい。あったかい。うわあ、気持ちいいって感じ。
で、まず自分がレイキでいっぱいになってる状態。
この言葉に、ヒーリングの本質が凝縮されています。
「ペットを癒すぞ!」という強い意志こそが、まさに警告したい「念」そのものです。
それに対し「ボーっとする」ことは、単に何もしないのではなく、その力みやエゴを手放すための、積極的な解毒剤なのです。まずは自分自身が心地よいエネルギーに満たされること。そのリラックスした温かい状態こそが、ペットにとって最も受け取りやすい、純粋な癒しの場を作り出します。
3. あなたの心の声、動物には「全部聞こえている」
ヒーリング中にどんなことを考えていますか?「ちゃんとできてるかな?」「効いてるかな?」そんな思考が頭をよぎるかもしれません。しかし、ここで知っておくべき衝撃的な事実があります。
「動物に大体ね、全部聞こえてるんですよ。頭の中の声が」!!
過剰な思考は動物にとってノイズになると考えております。



動物さんは
「ずっとアニマルレイキするわ、するわよ!って思ったらうざいから」
「あーもう、うるさいなあ」
と思ってるかもしれません💦
つまり、私たちが「癒してあげよう」と必死に考えている間、ペットは「頭の中がうるさいなあ」と感じているかもしれないのです。この教えは、真のアニマルレイキヒーリングがエネルギーを投射する技術ではなく、静かで愛情深い「存在」を育むことにあると示唆しています。
私たちの役割は、騒がしい意図の発信者ではなく、愛するペットが心から安心できる、穏やかな聖域となることなのです。
4. 手だけじゃない!目や足からもアニマルレイキは出ている
レイキと聞くと、多くの人が「手当て」、つまり手からエネルギーを出すイメージを持つでしょう。もちろん手は重要な部位ですが、私たちの身体の可能性はそれだけではありません。
福井氏は、エネルギーに対する私たちの認識が限定的すぎると説きます。私は、まず自己ヒーリング中に自身の目から感じる強い熱に気づき、「人間は目からビームが出ているんだと」 学びました!さらに、エネルギーは私たちの呼吸や、足からも出ていることを明かします。
例えば、猫が踏まれるのが好きな場合に、足の裏で優しく(重みはかけないで)ヒーリングするというユニークな実践法も使ってます。
これは、ヒーリングが特定の「型」に縛られるものではなく、動物との関係性や状況に応じて柔軟に行える、もっと自由な実践であることを示しています。私たちは全身でエネルギーを発する存在であり、その存在そのものが癒しの源となりうるのです。
5. 「一日何回」というノルマより「ひたすらやる」感覚が大切
ヒーリングを学び始めると、「一日何回、何分やればいいですか?」という疑問が湧いてくるかもしれません。しかし、回数や時間をノルマのように捉える考え方に一石を投じます。
「西洋人が決めた最低限の回数にとらわれず、日本人の感覚では『ひたすらやること』が重要」です。これが、五戒の「業をはげめ」。しかし、これは闇雲に長時間やるという意味ではありません。まずは毎日15分から30分という、穏やかで継続的な実践から始めることを推奨ます。
この毎日の習慣を通じて、自分自身が心地よいエネルギーに満たされる感覚を体得していくのです。それが当たり前になった時、実践は「業を励んでひたすらただひたすらやりなさいっていう感じ」という意識です。
つまり、特別なタスクではなく、日常に溶け込んだ自然な「姿勢」へと進化していきます。福井氏自身、カマキリや木など目の前のあらゆる存在に必要を感じれば、自然とレイキを行うように、ヒーリングが生活の一部となるのです。
まとめ
ご紹介した5つのコツに共通しているのは、「レイキは力む『行為』ではなく、自分自身が心地よさで満たされるリラックスした『状態』そのものである」という、シンプルで深い真実です。
私たちはつい、ペットのために何かを「してあげよう」と力んでしまいます。しかし、本当の癒しは、コントロールしようとする意志を手放し、ただ自分自身が満たされ、その温かいエネルギーが自然に溢れ出すことから始まるのかもしれません。
今日、あなたは愛するペットに、何かを「してあげる」のではなく、ただ静かに「そこにいる」ことで、どんな癒しを届けますか?
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